あけましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
昨年末、自宅を相模原から事務所徒歩30秒の場所へ引っ越しました。
引っ越しの際に物を整理していましたら懐かしい抜粋記事がでてきました。
こちらは2016年12月5日の賃貸住宅新聞の表紙です。
「自己破産する家主が増加」業者にカモにされた医者や外資系サラリーマンとあります。
概要としては年収2000万円を超える医者や外資系サラリーマンが、
① 不動産会社主催のセミナーに行く
② 率直に言って良くない物件を高金利の融資条件で購入してしまう
③ 空室が増え、借入金の返済に行き詰まる
④ 自己破産に追い込まれる
このような内容です。
2016年の±3〜4年くらいの時期は高所得者に対して複数の金融機関はかなり融資に積極的であった印象です。それを利用してゴミみたいな物件を高所得者に売りつけるという手口が業界に蔓延していたと思います。
ゴミみたいな物件を高く売りつけることができればそれは儲かります。
高所得者の方の中には表面的な「不労所得」、「サブリースによる家賃保証」、「金融機関の審査も通過している物件」といった言葉に乗せられてどんどん物件を増やした方も多かったと思います。
しかししょせんゴミはゴミであり、事実はいずれ露呈します。
保証を謳っていた会社が潰れてしまえば物件そのものとオーナーは向き合わなければいけません。その時にはじめて物件を見に行き、全空で一度も使われたことがない様子の建物を目の当たりにしてがっくりと膝をついたという話もあります。
最近では一棟物の物件など投資額が大きいものは金融機関も投資経験や実績を重視する傾向にあるなと思っております。
ただ、いまだに続いている悪質な不動産投資として「ワンルームマンション投資」があると思います。比較的に投資額が抑えられているのとさすがに無価値になる心配がないので金融機関も融資しやすいのだと思います。
生々しい手口は割愛しますが、こうした投資も気をつけないと自己破産までいかなくとも資産形成処ではなくなるかもしれません。
ふと、不動産投資初心者の方向けにひたすら不動産投資の失敗事例を伝えるセミナーか有料オンラインミーティングでもしてみようかなと思いました。
受講者はかなりネガティブな気持ちになるかもしれませんが、失敗事例に学ぶというのは成功のためには重要な気もします。
例えば、碁や将棋といったゲームもつきつめれば好手で勝つのではなく、悪手で負けるというのが実際のところかと思います。つまり悪手を指さなければ自ずと勝つとも言えますので。
希望者の方がおられればご連絡ください!
本年も宜しくお願い申し上げます。